エスプレッソをアレンジしたコーヒーには、カフェラテやカプチーノやマキアートの他にも、アメリカーノやカフェモカ、コンパナやアフォガートというものもあります。
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ここでは、名前だけだとイメージしにくい、エスプレッソのアレンジメニューについて解説していきます。
エスプレッソのアレンジメニュー
アメリカーノ
出典:https://jp.depositphotos.com/
アメリカーノは、エスプレッソにお湯や水を注いで作ったコーヒーです。
お湯や水でエスプレッソ特有の濃さや苦味が薄まることから、マイルドで飲みやすくなりスッキリとした後味となるのが特徴。
ただし、エスプレッソのすべてが薄くなるという訳ではなく、エスプレッソならではの甘味や芳醇な香りは残ります。
「エスプレッソはあの苦味がちょっと...」といった人にも試してみて欲しいコーヒーです。
ちなみにオーストラリアでは、「ロング・ブラック・コーヒー」という名称で親しまれています。
アメリカーノのお湯や水の量は、カップの大きさにもよりますが、目安はエスプレッソ(30CC)の3倍から5倍程度。
濃いめを好む場合はお湯や水を多めにし、薄めにしたい場合には、お湯や水を気持ち少なめにすると良いかもしれません。
アメリカーノとアメリカンコーヒーとの違い
アメリカーノと似た名称に、アメリカンコーヒーがあります。どちらもアメリカつながりではありますが、実際には似て非なるものです。
そもそもアメリカンコーヒーは、「アメリカンロースト」と呼ばれる浅煎りのコーヒー豆を使用して淹れるコーヒーのこと。
ブレンドなどのコーヒーと比べて色が薄めなのが特徴です。
1970年代の日本の喫茶店では、ブレンドなどのコーヒーをお湯で薄めたものをアメリカンコーヒーとして提供していた経緯があることから、混同されることもあるようです。
実際に喫茶店やカフェで「アメリカン」を注文した場合、どちらが提供されるかは、お店による部分が大きいかもしれません。
カフェモカ
カフェモカは、エスプレッソに蒸気によって温められたスチームドミルクと、チョコレートシロップを加えたコーヒーです。
泡立てたフォームドミルクがプラスされることもあります。
お店やメニューによっては、チョコレートシロップの代わりにココアが使われることもあるようです。
カフェモカは、トッピングメニューとして、ホイップクリームやナッツクランチが追加される場合もあることから、飲み物とというよりもデザート的なニュアンスが強いかもしれません。
ちなみに、ホワイトチョコレートを使用した場合には、「ホワイトモカ」と呼ばれることもあります。
「疲れている時には甘いもの」というタイミングや、普段のコーヒーよりも甘味を求めている場合にピッタリかもしれません。
ただしダイエットを気にしている人は、トッピングのホイップクリームやナッツクランチのカロリーに注意した方が良いでしょう。
コンパナ
コンパナは、「エスプレッソ・コンパナ」の正式名称で知られているアレンジコーヒーです。
コンパナはイタリア語で「ホイップクリーム」の意味であり、通常のエスプレッソにホイップクリームをトッピングして提供されます。
エスプレッソの濃い目の苦味や旨味と、ホイップクリームのフンワリとした甘さが相まって独特の風味となっているのが特徴です。
ドリップコーヒーにホイップを混ぜると「ウインナーコーヒー」に
コンパナに非常によく似ているコーヒーアレンジに、ウインナーコーヒーがあります。
ウインナーコーヒーはエスプレッソではなくドリップコーヒーが使用され、ホイップクリームが加えられて提供されます。
人によってはコンパナよりも、こちらの方が馴染み深いかもしれません。
ちなみにウインナーコーヒーは日本だけのコーヒーアレンジのようです。
実際のウイーンで、あえてウインナーコーヒーに近い飲み物を選ぶとすれば、「アインシュペンナー」なのではないかと言われています。
アインシュペンナーは、「一頭立ての馬車」という意味。
オーストリア国立のオペラ座の付近の馬車の停留所にて、客待ちをしていた御者達に人気を博したことが名前の由来となっているようです。
アフォガート
アフォガートとは、「溺れる」という意味のイタリア語である「affogato」が名前の由来となっている、エスプレッソのアレンジのひとつです。
アフォガードと表記されるケースもあるようですが、「affogato」のスペルを見た限りでは、アフォガー「ト」の方が正しいように思われます。
バニラ風味のアイスクリームにエスプレッソを上からかけたものが日本では一般的ですが、アフォガートにかける飲み物は他にも紅茶や、カクテルでおなじみのカシスやカルーアをかける場合もあるようです。
紅茶の場合は「ティーアフォガート」、カシスやカルーアの場合には、「リキュール・アフォガート」と呼ばれます。
コーヒーもエスプレッソだけでなく、ドリップコーヒーを使うレシピもあります。
アイスクリームの代わりにジェラートが使われたり、ラムレーズンや抹茶アイス、チョコレートアイスが使われたり、結構融通がきくコーヒーメニューです。
アフォガートを食べるタイミングは、アイスクリームがヒンヤリと冷えていて、なおかつエスプレッソが温かいうちがちょうど良いといわれています。
アイスクリームにミントを加えて爽やかな味わいにしたり、ハチミツを加えてよりまろやかな甘味を楽しむのも良さそうです。
他にもアイスクリームをある程度食べ終わってから、甘めのエスプレッソとして味わう方法もあります。
アフォガートによく似た「ジェラート・コン・カフェ」
アフォガートによく似たエスプレッソのアレンジに、「ジェラート・コン・カフェ」と呼ばれるデザートがあります。
アイスクリームをコーヒーカップに入れて、その上からエスプレッソをかければ完成。
そのため、ジェラート・コン・カフェ=アフォガートとしているお店もあるようです。
カフェ・コレット
カフェ・コレットも、エスプレッソのアレンジメニューのひとつ。
作り方は、エスプレッソに少しのお酒を混ぜるだけの簡単なものです。
お酒は基本的に「グラッパ」と呼ばれ、イタリアでは食後酒として楽しまれる、アルコール度数30度から60度と強めのブドウの搾りかすが原料のお酒が使われるようです。
日本ではワインを多く揃えているようなお店であれば、見つけることができるかもしれません。
一息に飲むよりも、ゆっくりとじっくりと味わうのに向いているでしょう。
エスプレッソのアレンジメニューまとめ
以上、エスプレッソのアレンジメニューについてまとめました。
メニュー | 割合 |
---|---|
アメリカーノ | エスプレッソ20%+お湯もしくは水80% |
カフェモカ | エスプレッソ20%+スチームドミルク80%+チョコレートシロップ(適量) |
コンパナ | エスプレッソ+ホイップクリーム(適量) |
アフォガート | エスプレッソ+アイスクリーム |
カフェ・コレット | エスプレッソ+お酒(適量) |
これらのメニューは自宅でもできることはご存知でしょうか。
ネスカフェの「 ネスプレッソ 」を使えば美味しいエスプレッソを簡単に淹れることができます。淹れたエスプレッソに、アイスやミルクを混ぜるだけでよいわけです。
ネスプレッソで作るコーヒーはカフェに足を運ぶ必要がなくなるほど美味しいので、自宅でカフェメニューを楽しみたい方にはおすすめのコーヒーメーカーです。
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