バリスタのお手入れ方法は簡単で、コーヒー抽出部のお手入れは注意しなければいけませんが、それ以外はそこまで神経を尖らせなくても大丈夫です。
ただ、念のため1年に1度はきちんとしたお手入れをした方がいいです。そのお手入れが「湯垢洗浄」。
これはバリスタの温度がぬるかったり、抽出が悪い時にやるお手入れですが、そうでなくとも年に1度はこのお手入れをやることをおすすめします。
この記事では、バリスタのお手入れ方法として「湯垢洗浄剤」を使うやり方について解説していきます。
この記事の目次
「ネスカフェ バリスタ」専用の湯垢洗浄剤
湯垢洗浄剤は、バリスタ内部をしっかり洗浄する際に使う洗浄剤です。
通常のすすぎでもある程度洗浄はされますが、より内部をしっかり洗浄するので、1年に1度のメンテナンスとして最適です。
他にも、以下のような症状がある時は湯垢洗浄を行ってみましょう。
- 抽出の流れが悪いとき
- 温度がいつもよりぬるいとき
湯垢洗浄剤を開封
湯垢洗浄剤のパッケージを開けると、取扱説明書を洗浄剤が入っています。
箱の裏面を見ると、成分は「クエン酸」と表記があります。
後ほど解説しますが、ぶっちゃけ専用の湯垢洗浄剤を使わなくても、市販のクエン酸でも使えます…。
洗浄の頻度はどれくらいか
説明書には、湯垢除去の目安が書かれてあります。
使用する水の硬度 | 湯垢洗浄の目安 |
---|---|
硬水 300ppm | 250杯ごと |
やや硬水 180ppm | 500杯ごと |
やや軟水 80ppm | 750杯ごと |
きわめて軟水 0ppm | 1000杯ごと |
水道水は80ppmなので、大体750杯が目安になります。
750杯というと、1日1杯飲んでも2年以上の計算になりますが、あまり長期間お手入れしないのも問題ですし、最低1年に1度はお手入れしましょう。
他にも、温度がぬるかったり抽出量が少ない時はかならず湯垢洗浄を行いましょう。
そのため、3個くらいはストックしておくことをおすすめします。
湯垢洗浄剤の使い方
大まかにまとめると、湯垢洗浄剤でのお手入れ方法は次の手順で行います。
- 湯垢洗浄剤を水に溶かしてバリスタにセット
- バリスタのエスプレッソボタンと電源を7秒間押しっぱなし
- エスプレッソで抽出
- 5分放置
- お湯を捨てて3・4を繰り返す
- 水ですすぐ(3・4を2回繰り返す)
湯垢洗浄剤のほかに、500ml以上入る計量カップを用意しておきましょう。
それでは、具体的にお手入れステップを解説していきます。
1.湯垢洗浄剤を溶かしてセットする
まずは、湯垢洗浄剤を水500ml入れた計量カップ(または大きめの容器)に溶かします。
最初は下に貯まりますが、少しかき混ぜればきちんと溶けます。
そしてバリスタの給水タンクの余っている水を全部捨てて、溶かした水を入れます。
こぼすともったいないので、慎重にいれましょう。
バリスタに給水タンクをセットし、大きめのコップを置きます。
水が溢れる可能性があるので、450ml以上入るコップを使います。
また、コップを置く時はドリップトレイが邪魔なので外しておきましょう。
2.バリスタを洗浄モードにしてお手入れ
次に、バリスタのエスプレッソメニューボタンと電源ボタンを約7秒間押したままにします。
すると全てのメニューボタンがが点滅し始めます。そうしたら指を話しましょう。
しばらくすると、エスプレッソボタンと電源ボタンが緑色の点灯に変わります。
3.エスプレッソで抽出
次に、500ml入る容器をセットし、エスプレッソメニューを押して抽出します。
勢いよくお湯が出てきて、洗浄が開始されます。
コーヒーノズルとカフェラテの泡が出てくるノズルの両方を洗浄してくれるので、これでノズル詰まりの心配もありません。
4.お湯を捨ててもう1度繰り返す
抽出が止まったら、そのまま5分放置し、たまったお湯を捨てましょう。
そしてコップをバリスタに戻し、2・3の操作をもう一度行います。
5.水ですすぐ
湯垢洗浄が終わったら、バリスタ内部に残った湯垢洗浄液を洗い流すために、湯通し(すすぎ)を行います。
給水タンクに残った湯垢洗浄液は捨てて水洗いしましょう。
今度は普通の水を給水タンクにいれて、湯垢洗浄の3・4のステップを行います。
バリスタ内部に残った湯垢洗浄剤をきれいに落とすため、すすぎは2回行いましょう。
湯垢洗浄剤の代わりに市販のクエン酸を使う
バリスタの湯垢洗浄剤ですが、デメリットとして1,000円以上します。
まぁ年に1回のお手入れ用なのでそれを考えるとそこまで高くはないですが、もしバリスタの抽出が悪かったりぬるかったりした時のため、いくつかストックしておきたいですよね。
そうするとちょっとこの値段はコスパが悪いです。
そのため、代わりに市販のクエン酸を用意しておくのもおすすめです。
こちらの食品添加物規格のクエン酸は1kgで1,000円もしません。バリスタの湯垢洗浄剤は40gなので、段違いに安いです。
もちろん、バリスタの湯垢洗浄剤の方は純度が高いクエン酸を使っているのでしょうが、こちらのクエン酸も99.5%なので充分。
1kgと大量ではありますが、クエン酸はバリスタのお手入れ以外にも、マグカップ等の水垢取りにも使えるので用途に困ることはありません。
こちらのクエン酸を使う時も、使い方は湯垢洗浄剤と同じで大丈夫です。このクエン酸は食品添加物が入っているので、完全に洗浄が終わったかどうか最後に少し舐めて確認ができます。
バリスタでお湯だけを抽出して、少し舐めれば大丈夫です。
バリスタの湯垢洗浄方法のまとめ
湯垢洗浄剤の使い方
- 湯垢洗浄剤を水に溶かしてバリスタにセット
- バリスタのエスプレッソボタンと電源を7秒間押しっぱなし
- エスプレッソで抽出
- 5分放置
- お湯を捨てて3・4を繰り返す
- 水ですすぐ(3・4を2回繰り返す)
以上、バリスタでの湯垢洗浄剤を使う方法について解説しました。
普段のお手入れ方法については、「バリスタのお手入れ方法まとめ」にて詳しく解説していますので、チェックしてみて下さい!
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